Business

事業内容

Professionalism of SILK

シルクが国際商品としての価値と魅力を増していく中、丸八生糸はシルクを自在に扱うオーガナイザーでありたい、と考えます。
シルクビジネスのフィールドは世界的な拡がりを速めていると同時に、ユーザーからの個別的かつ高度な要求は増すばかりです。
どうやって最適の提案・解決に導くのか、シルクビジネスのプロフェッショナルとして常に情熱と責任感をもって立ち向かっていきます。

原糸営業部

創業以来、丸八生糸を支える基幹事業

創業以来の主力ビジネスである原糸事業は、「生糸・絹撚糸・絹紡糸等の安定輸入」、「環境変化を捉え、創造性を付加した加工」そして「国内シルク産業への供給責任」を担い、全国の産地・メーカーに対し事業を展開しています。

シルク原料供給に関するトータルコーディネート、強みを生かした提案力に自信

担当スタッフは10年以上のキャリアを持つエキスパートで、幅広いネットワークと円滑なチームワーク・分析力を駆使し、多岐にわたるニーズに迅速かつ適切に対応する提案力を保持しています。シルクやその他の原糸に関するご相談がありましたら、気軽にお問い合わせください。

原糸営業部
原糸営業部

グローバルベースでの最適な生糸原料供給体制

丸八生糸では、事業環境の変化に応じ、品質向上・安定供給を図るべくグローバル化を加速させ、中国、ブラジル、ベトナム、タイ等の製糸や撚糸工場との強力なパイプ、また、近年ではベトナムにおける自社協力工場事業(撚糸加工)の取り組みも強化しています。

品質維持・向上に向けては、コンスタントに現地工場へ出向き、徹底した品質管理のもと、お客様の安心・安全を企図したトレーサビリティも担保した原料供給体制を構築しています。

原糸営業部

Face to Faceコミュニケーションを通じた品質向上・安定供給の実現

また、ニーズを捉えた付加価値の高いシルク生産の実現には、海外関連会社を定期的に日本へ招き、現地で生産しているシルクがどのような製品になるのか、またその製品をどのようにより良くしていくのかを、お客様と一緒にディスカッションし、お客様の要望をダイレクトに感じてもらう機会を提供しています。

もちろん創業以来の国内製糸・撚糸加工の協力工場、倉庫・流通業者との関係強化も行いつつ、国内外一体となり、高品質かつ多様なニーズに合ったシルクの安定供給を実現することで、お客様満足の向上を追求しています。

製品営業部

丸八生糸の成長ドライバー

1972年に発足した製品事業は、丸八生糸のもう一つの柱の事業であると共に、今後の成長ドライバーと期待される事業です。

安定的かつ高品質な白生地等の製品供給体制の強化

発足当時から現在まで、絹織物の一大集散地である京都の地盤を活かし、白生地等の商品について、京都室町を中心に全国各地の産地・呉服メーカーに販売している他、近年では海外委託製造を強化し、事業規模の拡大に加え、より安定的かつ高品質な白生地等の製品供給を追求しています。

製品営業部
製品営業部

時代の変化に応じたグローバル化、海外製造の推進と新たな展開

関税の緩和等に起因し、海外産地からの製品輸入が増加したことで、和装業界をとりまく環境はこの半世紀の間で大きく変化しました。

その中で、丸八生糸の先を読む力、変化への対応力を生かし、原糸事業と同じく製品事業においてもグローバル化を推進することで事業を継続・発展させてきました。

その結果、現在では、ベトナムでの振袖用の白生地生産は業界トップシェアを誇り、また、中国における和装小物等のOEM事業も手掛けています。

製品営業部

国内外関係者との緊密な連携による飽くなき品質と付加価値の向上

安定的かつ高品質な海外製造の達成には、現地業者・現地商社・当社の緊密な連携が不可欠です。海外製造は困難の連続でしたが、中国・ベトナム等の委託製造工場へ社員が頻繁に往来し、技術指導や品質管理の徹底、商社を通じた丁寧なコミュニケーションを通じて、現在では多様化するニーズにも適切に対応できるまで成長を遂げています。

また、丸八生糸の強みである、国内和装製品の分業サプライチェーンとの強力なネットワークを通じて、高品質、高付加価値オリジナル商品の企画提案にも取り組んでいます。

今後も国内外関係者との緊密な連携とM&Aによる外部リソースの活用等を通じ丸八生糸の成長ドライバーとしての役割を果たしていきます。

経営企画室

持続的発展に向けた重点3分野とアジャイルなアプローチ*

変化が激しく不確実性が増す事業環境において、丸八生糸の持続的発展・新たな価値創造を検討すべく、
①既存ビジネスの追求
②事業基盤の強化
③新規ビジネスへの挑戦
と、重点分野を明確にして取り組んでいます。

また、議論で上がった各課題に対しては、アジャイルアプローチ*を採用し、部門を超えたSmall Projectを立ち上げ、丸八生糸一体となってPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを高速回転させることで着実に前へ進めているところです。

経営企画室

検討から仮説立て、そして、スピード感をもって、“やってみる!”

既存ビジネスの追求では、国内シルク産業の厳しい事業環境の中、変化に柔軟に対応し、丸八生糸の主力事業を継続的に発展させていくために、新たなビジネスモデルや付加価値の検討、内外リソースのシナジー強化を志向しており、幾つかのProjectは既に実行フェーズへと動き出しています。

経営企画室
経営企画室

将来成長へのドライバーは丸八生糸の誇る“人財”

既存・新規ビジネス双方でのチャレンジを可能とするのは人財です。人財育成・採用を最重要視するとともに、DX推進**による業務の効果・効率化や社内外コミュニケーション基盤の整備に加え、内部管理機能の強化(KPI・FP&A機能の導入等)を通じた経営の見える化等、将来成長の土台となる基盤強化を遂行しています。

経営企画室

M&Aを通じた積極的な事業強化

丸八生糸では、外部リソースの活用、即ちM&Aにも積極的に取り組んでいます。
代表例として、2011年当時、NHK大河・時代祭等の衣装製作、舞台衣装、能衣装などの特殊縫製衣装製作、全国の寺社仏閣の神官衣装装束、祭り衣装(裃、法被等)の製造卸業者(株)モリツネを全株式取得・子会社化を実行しました。

(株)モリツネは、2020年に(株)ソーコム京都に社名変更し、より一層のシナジーを志向しつつ、丸八生糸グループの安定的な収益基盤として、今も業界内でのプレゼンスを発揮し続けています。

このような丸八生糸の手掛ける事業とのシナジー効果をもたらすM&A機会は、積極的に活用し、引き続きBusiness Developmentを実行していきます。

*新たな価値創造に向けた探索と仮説検証を継続する問題解決手法
**デジタルトランスフォーメーション